The Long and Winding Road

人類史を見ていると、人生の中で1度は大きな困難に直面します。

今日この日も、未だに先が見えない世界に、不安と共に暮らしています。

2018年当時、模型倶楽部六等星が、静岡ホビーショーに初めて出展させて頂いた時、パンデミックが世界で流行し、毎日がスクリーンの中に放り込まれたように、世界がひっくり返ることを、誰が想像できたでしょう？

私たちのサークルは、挫折からスタートしています。

母体は、とあるSNSで、オンライン模型サークルの運営メンバー、展示会に参加したメンバーが中心となっています。

2016～2017年に「どこでも聞く」「よくあるもめ事」に巻き込まれ、秋葉原の展示会で最優秀サークル・最優秀作品・コンペ優勝の三冠を獲った翌日に解散しました。

とにかく、最初から厳しい船出でした。それでも、当時の代表が口癖のように言っていたのが「いつか静岡HSに出展する」という夢のような目標でした。

今日、ケン16が模型倶楽部六等星を卒業します。

彼は初期メンバーの一人で、苦楽を共にしてきたメンバーです。

理由は、家族最優先で頑張ってきたからです。その努力を否定するメンバーは誰もいません。

パンデミックが変えたのは、生活様式だけではありません。生き方が変えました。

私たちは、誰でも自問自答します。

何をやりたいのか？

何になりたいのか？

いつも充実した人生を模索しています。

私たちのモットーとして、自分の価値観を大切にとしています。大なり小なりすべての決断は、自分で決断します。

今日、ケン16が六等星からの卒業を決めたのは、自分の価値観を優先したからに他なりません。

彼にとっても、残されたメンバーにとっても、どんな未来が待っているのか、誰にもわかりません。

おそらく多くの困難が待ち受けているでしょう。しかし、困難の壁にぶつかるということは、ぶつかるだけの事をしてきたからです。

その壁にぶつかれない人も多いのですから。