光彩奪目 ~筆の鬼、オニやん~

とても色鮮やかで、目を奪われてしまうという意。


筆塗りオンリーのモデラーは、数多くいるが、

まったくムラのないオニやんの作品は、頭ひとつ抜き出ている。


実際に作品を見た時、思わず笑うしかなかった。

言葉にならず、ただただ「すごい」しか言えなくなるのである。


かつて僕らは、模型講座を動画配信していた。

忘れもしない第1回は「パーツの切り取り」

延々と60分、ランナーの二度の切り出しを配信した。


今では笑い話になるが、当時は必死でテーマを決め、

レジメを作り、手弁当で必要な機材やキット・ツールを揃えた。


中でも、オニやんの筆塗り講座は、特別だった。

60分、ほとんどコメントが入力されなかった。

見ていたモデラーすべてが、まさに目を奪われたのだ。


「エアブラシがないから、筆で塗るしかないんですよ~」


セオリーを覆す違う塗り方。

セットでそろってる安い筆がメイン。

ただ、色別に筆を使い分け、ほんの少し「黄金比」があるのだ。


生で作品を見て、黄金比を聴けるのが、SCMだ。

メンバー随一の交友関係の広い、優しい筆の鬼。

そんな鬼が、六等星の36卓で、あなたをお待ちしています。

Sixth Magnitude Star